ゴールが見えても安心してはいけないと知る二〇一五年でさえ十三月にたどり着くことはできなかった。まさかあんなところからカンガルーが飛び出してくるなんて。けれどその死に顔からは何かをやり遂げた充実が感じられる。 ＠ 自分では思いつかない事だから…

「どうしておそ松だけタイトルなんだよ！」 ＠ 午前二時のロビーに集ふ六人の五人に影が無かつた話／石川美南

この先は用心棒を雇ったほうがいいと言われて頼んだら強そうな男が現れたのでマジでヤバいのかと不安になり、目的地に着くと今日は山賊が出なくてラッキーだったと用心棒に言われて安心した、というエピソードが『おくのほそ道』にあるらしいけど、それって…

肉体のなかで最もエロティックなのは間歇である。二つの衣服、二つの縁のあいだできらめいている肌の間歇。てなことを言ってるらしいバルトも絶対領域が好きなのかなあと思いつつ、俳句の切れもそういうことなのかなあと思った。