俺理学得意さくさく細工解く/ガリレオ

読んだまま、というのが最初の印象である。しかし本当にそうだろうか。筆者はこの作者に関する詳細な情報を持たないが、きっと優れた科学者なのだろう。そう感じさせる力がこの句にはある。俺理学という学問が存在するかのごとき自信がみなぎっているではないか。人工知能が人間より賢くなったら人間は失業するのだろうか。人間より賢いロボットは人間のために無償で労働してくれるんだろうか。それって人間がロボットのペットみたいじゃないか。あるいは安価な人間が働かされるんではないか。そんなのは賢くない人間の被害妄想なのか。賢いってどういうことなんだろう。賢くなりたいなあ。