あの雨と稲妻やまずナイトメア/ノア

前例のある回文だけど名前を付けると五七五になるし面白みが増すかな、と。作者名で増す面白みって何なんだろ。作者名が作品の評価に影響しないうちが新人なのか。そういえば、〈第一回石井僚一短歌賞は年齢歌歴受賞歴など不問です。「新人賞を受賞したけれどそれからいまいちぱっとしないなあ」「新聞歌壇の選者をしているけれど初心に戻りたいなあ」というあなたの応募も、大歓迎!〉ってツイートがあったけど、選考会はまるっきり新人賞みたいだったなあ。将来性を見てたってことか。応募者がベテランだったとしても将来性は必要だもんな。作者をプロファイリングするような選考だと過去を評価しようとしてるみたいだし、こいつを信じる、と推してもらうほうが、受賞できなくても、期待を裏切らないようにって頑張れそう。箱船ん中に運ぶねんな蟹。